遅筋

名前の通り、筋肉の収縮スピードが遅いのが特徴です。瞬発力はないものの持久力が高いので、長時間にわたるトレーニングで活躍します。鍛えることで、疲れにくい身体を作るのに役立ちます。赤色のタンパク質であるミオグロビンなどを多く含むことから、赤筋とも呼ばれる筋肉です。

速筋

遅筋とは反対に、収縮スピードが速い筋肉が速筋です。瞬間的に大きなパワーを必要とする際に使われます。赤いタンパク質をあまり含んでおらず、白っぽく見えることから、白筋とも呼ばれています。筋肉を太くしたいといった場合に鍛える筋肉です。

遅筋は有酸素運動で鍛える

持久力のある遅筋を鍛える場合は、ウォーキングやランニング、水泳などの有酸素運動を取り入れることがポイントです。一定時間、リズミカルな動きを行うことで遅筋の増加を促します。また、有酸素運動は遅筋を鍛えるだけでなく、運動中に脂肪を燃焼させる役割も担います。そのため、引き締まったボディラインを作りたいなどの場合は、遅筋を鍛えましょう。

速筋は無酸素運動で鍛える

筋力そのものを強くしたい時に適しているのが、無酸素運動です。ダンベルやマシン、スクワットなどで筋肉に負荷をかけるウエイトトレーニング、短距離走などが当てはまります。強度の高い運動を短時間で行うのがポイントで、徐々に筋肉を大きくしていきます。

遅筋と速筋はどちらも鍛えたいものですが、目的によって必要な筋肉や鍛え方が異なります。自分が欲しい筋肉はどちらなのか、あらかじめ優先順位を決めておくと効率的に鍛えることができます。